最近、古代エトルリア文化についての本を何冊か読んでいます。
あまり知られていないかも知れませんが、古代ローマ文化に非常に強い影響を与えた民族です。イタリアでは現在もエトルリアと呼ばれる、フィレンツエを流れるアルノ川とローマを流れるテヴェレ川に挟まれた地域から、北イタリアまた南イタリアにも進出したくらいに力があったのです。
その秘密は、彼らによる鉱物発掘です。鉄の鉱山があったエルバ島では鉄鋳造のための煙突からの煙がひどかったために、当時ギリシャ人たちはこの島をアイタリアと呼んだそうです。
さて、ロックダウン前に急いでタルクイニアに行って来ました。ここは、サンジミニアーノ
にも負けないくらい、沢山の塔をもつ中世の街が残っています。
街郊外には、チェルヴェテリのネクロポリと共に、ユネスコ世界遺産に指定されているネクロポリがあります。ちょうど海を真正面に見る素敵な平野にあります。
チェルヴェテリのネクロポリのような土墳ではありません。石の種類が全く違うために小さなお部屋を持つお墓しか出来なかったからです。
その代り、内部に素晴らしい壁画が残るお墓が、かなりあります。
上の写真は、有名なレオパルドのお墓内部です。特徴として、お墓内部は宴会のテント、
亡くなった人を冥界に送るための宴会が行われています。
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