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執筆者の写真ユリガイド

ニキのタロットガーデン

更新日:2022年9月20日




モダンアートファンである友人Lから

この庭園についての話を聞いたのは随分

前になります。

その時には、マレンマか、行くのに不便そうと思ったように思います。

ところが、ひと月前にカラヴァッジョが

亡くなったポルト エルコレに友人たちと出かけた際、帰りに友人Rから、ほらここにあるのよ、とカパルビオの標識をみて教えてもらい、あれ、結構近くにあるのね、と

思ったわけです。

この友人Rは、やはりモダンアートファンであり、また彼女自身も色ガラスを使って様々な

ものを製作しているのですが、彼女にイタリア国営放送RAIのアート番組で彼女特集をやっていたから見たら、と言われ、見たのが彼女についての関心が深まった理由です。

詳しくは日本語のウイキペデイア版で

彼女の生涯について書かれていますから

良かったらご覧ください。

このタロットガーデンはお分かりのように彼女が25歳のときに見たバルセロナの

グエル公園に大きく影響を受けています。

タロットカードの中でも重要な22枚のアルカナカードを象徴する彫刻群が小高い丘に置かれていて、彫刻に依っては中に入ったりすることができますし、またそこから素敵なマレンマの平野を見下ろすことができます。

個人的には、とても好きな南仏のサンポール ドウ ヴァンスにあるモダンアート美術館

になる、マーグ財団美術館を思い出しました。ちょうど雰囲気がとっても似ています。

彼女がどんなに苦労して資金作りに駆け巡りながら、ひとつひとつ、陶器を焼いたり色ガラスをはめ込んだり、していった、また彼女がしばらく暮らした場所でもあります。

健康を侵してまで頑張った、彼女のエネルギーが感じられるところと思います。

最後にウイキ日本語版にあった、彼女の言葉を書いておきます。

何があっても制作を中止する訳にはいかなかった、何故なら芸術は、才能というより、強迫観念に関わるものだから。

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