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執筆者の写真ユリガイド

休憩するボクサー

ワクチン接種が進み、ロックダウンが緩和され、美術館、映画館、劇場が少しずつ再開。多くの場合、予約が必要になるが、美術ファンとしてまず出かけるのは、もちろん展覧会。

今回は、スクデリエ デル クイリナーレという、もともと法王様の宮殿つき馬屋*と言っても立派な宮殿だが*だった場所で始まった、TOTAという展覧会へ。


ちょうど今年春にオープンされたアウグストス帝霊廟につながる、アウグストス帝の時代をフォーカスということで、その時代についての展覧会。


その中で見物のひとつ、とても有名な作品がこれ。大体ブロンズ製の彫刻が完璧な形で発見されるというのも珍しいのだが、これは、クイリナーレの丘にあった聖シルベストロ修道院内で1885年に発見された。ここには、古代ローマ時代コンスタンティヌス帝の大浴場があった。


時代も作者もはっきりしない。紀元前4世紀から1世紀くらい、リシュッポスかもと言われている。


修復されて、細かい部分が良く分かるようになった。例えば、顔や体に沢山の傷があり、血がでているように見えるように、象嵌細工がされている。


この素晴らしい作品は、ローマのテルミニ駅近くにある、国立考古学博物館のひとつ、マッシモ館に保存されているので、機会があったら是非。

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